低ポリマータイプ ポリマーセメントモルタル材(薄塗りタイプ)

「K−2」

「K−2」は、使用時に所定量の水を加え、練り混ぜることにより使用できる、プレミックスタイプ薄塗りタイプのポリマーセメントモルタル材です。厚さ1〜5mmの断面修復に使用することができます。

特 長

  1. 1.コテ塗り、吹付け工法のいずれの施工方法を用いることができます。
  2. 2.高強度性、乾燥収縮抵抗性に優れています。
  3. 3.練混ぜ水量の調整により、コンシステンシーを変えることで、1〜5mmの厚さで施工することができます。

用 途

  • ○ コンクリート(モルタル)構造物の断面修復(5mm以下)
  • ○ 塗装下地調整
  • ○ 断面修復後の表面平滑仕上げ
  • ○ コンクリート面、モルタル面の不陸調整

仕 様

施工方法

  1. 1.必ず施工厚さ、環境温度等により、練混ぜ水量を調整してください。
  2. 2.施工面に粉分、油分等汚れがある場合は、付着性能を阻害する場合があります、必ず施工面を洗浄してから、施工してください。
  3. 3.下地は粗面処理とし、プライマー塗布、水湿し等下地吸水調整を行ってください。
  4. 4.「K−2」の練混ぜは、ハンドミキサまたはパン型ミキサを用い、練混ぜ時間120〜180秒を目安に練混ぜたのち、コテ塗りまたは吹付け工法で施工してください。
  5. 5.一回の施工厚さは2mm程度とし、2mmを超える施工厚さの場合は、重ね塗りをしてください。
  6. 6.施工後、表面乾燥が予想される場合は、養生対策をしてください。

物性試験例

  • フ ロー:JIA R 5201(セメントの物理試験方法 11.フロー試験)を準用 フローコーンを引き上げた時のフロー値
  • 圧縮試験:JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)を準用 養生条件:標準養生
  • 曲げ強度:JIS R 5201(セメントの物理試験方法)を準用 養生条件:標準養生
  • 長さ変化:JIS A 1129(モルタルおよびコンクリートの長さ変化試験方法)による
  • 付着強度:建研式(300×300×50mmコンクリート平板母材t=2mm WJ下地処理)養生条件20℃,湿度60%,気乾養生

使用上の注意事項

  1. 1.水量は、施工厚さ、環境温度に応じて試験練りを実施の上、決定してください。
  2. 2.練上り温度は、10〜30℃になるよう、温水、氷等で練混ぜ水温を調整してください。
  3. 3.外気温が0℃以下になる場合は、必ず凍結防止のため、保温養生をしてください。
  4. 4.本製品の保管方法は、セメントと同様に保管し、破損した袋の製品は使用しないでください。
  5. 5.取扱いおよび施工には、必ず、防塵マスク、保護メガネ、ゴム手袋等の保護用具を着用してください。
  6. 6.本製品が目に入った場合、皮膚に付着した場合は速やかに洗浄し、状況に応じて専門医の診察を受けてください。

包装形態

  • 20kg入 防湿袋